つつじヶ丘ニュータウン エコプレミアムヴィレッジ 基本計画・基本設計・実施設計
2007 / 栃木県 / 都市・造園
栃木県矢板市に県住宅供給公社が建設するつつじヶ丘ニュータウン『エコプレミアムヴィレッジ』は、環境と共生する先導的なまちづくりを目指しております。

 ここでは、環境に配慮した緑豊かな街並みとゆとりの宅地構成を提供し、省エネルギーや長寿命の住宅を誘導し、また居住者のゆとりのスローライフや交流を支援する仕組みや活動の場が用意されたまちづくりが計画されています。

 当社は、このまちづくりのコンセプトと街並み構成、ランドスケープに係る実施設計を担当しました。


○まちづくりの基本的な考え

・計画コンセプト
 「自然エネルギーを暮らしに生かし、地域で育むエコのまち
                    エコプレミアムヴィレッジ」

このまちに集う人々は、環境に配慮した取り組みを通して、個性を大切にしたライフスタイルを実現し、それを誇りとして感じることのできる街づくりを目指します。


○まちづくりの考え方
 「まちなみ」「住まい」「ひと」
    が連携し、地球にやさしい持続性のあるまちづくり
  =継続した環境負荷の低減に取り組むまちとして
         2050年にCO2削減50%を目指すまち=

・まちなみ
 :自然を活かし、家族が快適で安心して暮らせるまちづくり
 ・自然エネルギーや自然の風を活かした宅地計画
  (夏場の最多風向や太陽光発電の効率を考慮した区画割)
 ・公園・緑道の計画的な配置
  (身近に公園やガーデンスポットのある街並み、
  生活動線となる緑道の配置により最大2宅地しか接しない
  良好な住環境等)
・住まい
 :誇りの持てる住みよい住宅、個性を尊重したこだわりの
  住まいづくり
 ・CO2の削減に配慮した住宅建設の誘導
  (住宅購入を支援する補助事業や支援策の導入)
 ・ゆとりの宅地構成
  (園芸や家庭菜園ができる1区画300㎡を標準とする宅地
  の提供)
・ひと
 :豊かな暮らしと人々の交流を育むプレミアムなまちづくり
 ・まちづくり憲章の制定、活動拠点の整備
  (エコプレミアムセンター)、コンポストづくり等のヴィレ
  ッジ内循環の推進、情報提供を継続するエコ塾の開講等。