とだ井上整形外科
2006 / 埼玉県 / 建築・内装 / 166u
  とだ井上整形外科は、総合病院の整形外科部長を長年勤められてきた井上院長が、リニューアルされるふくだ内科・循環器科の2階で独立開業された、新しい整形外科専門の診療所です。

設計にあたっては、院長が独立開業し入居を決められた時期が、既にふくだ内科・循環器科の新築工事の着工後であったため、大変短い期間で設計をまとめ上げる必要がありました。
そのため、院長には病院勤務や開業準備などで大変お忙しい中、休日のほとんどを打合せに割いていただき、何とか予定の開業日に間に合わせることができました。

プランは、限られた面積の中で十分なリハビリ室のスペースを確保するため、廊下を極力排除し、各室が直接つながる構成としました。
特に、診療や処置等で移動の多い院長がコンパクトで効率よく動けるように、診療室を中央に配して短い動線で各室に移動できるよう配慮しています。

内装は、整形外科で患者さんが比較的元気であり、院長もお若いことから、パステル調の明るい色調をベースにさわやかな空間を創出し、患者さんが前向きな気持ちで治療、 リハビリが受けられるようにするとともに、院長をはじめとするスタッフの皆さんも、明るい空間で気持ちよく診療活動が行えるように心がけました。